E-3 / ZDED150mmF2.0 / EC-20
300mm(換算600mm相当) F4.0 ISO100タイトル通りです。無駄に長くなってしまいましたが・・・。EC-20のレビューで書けば良い様な内容です。
「150mmF2.0にEC-20を付けると予想してたよりも悪くて残念だった」という趣旨の文章をこのブログでも何度か書いていると思います(150mmF2.0との組み合わせにおいては開放近くでのシャープさとピント精度に不満が残りました)。この考えは今でもその通りだと思っていて、最近では被写体が野鳥などのシャープさを求めるものにはEC-14を付けて撮ろうかと思っています。
とは言っても、EC-20がダメダメで使えないわけではありません!それが今回のテーマです。実はこのEC-20、50mmMacroに付けると本当に素晴らしいです。50mmMacroを買うなら是非EC-20もセットでいっちゃって下さい、とお勧めしたいくらいですよ。
何でそんなに50mmMacroとの組み合わせでは良いのか、色々と考えてみました。私なりに考え付いたのは結局、
50mmMacroの狙う被写体との相性が良いから、に尽きると思います。
50mmMacroで何を撮るかといえば、私の場合は花が中心+小さな昆虫が殆どです。
花に関して言えば、カリカリシャープが必ずしも良いわけではありませんよね。敢えてソフトな感じを出してもまた良い雰囲気が出ると思います。
また、マクロ撮影は基本的に(三脚などを用いたりしながら)じっくり撮影することが多いです。強い風さえ吹いていなければシャッター速度が遅くなるのもあまり気になりません。必要なら幾らでも絞ることが可能です。
開放でソフトな感じを出してもよし、絞ってシャープにも出来る、さらにピントはMFで詰めていけば、結局50mmMacroでEC-20を使う場合、ネガな部分が出てきません。寧ろ等倍撮影可能になる点、有利とさえ言えるわけです。
一方、150mmで何を撮るかといえば私は野鳥が多く、他には花や大きめの昆虫、その他動体、という感じです。
被写体との関係上、どうしてもシャッター速度は確保したいですし、逆に花以外についてはシャープさも欲しいので絞りたい。さらに、動体にライブビューでじっくりピントを合わせて・・・、なんてやっていられませんからAFが本当に正確でないと困ります(本当は自分がMFで合わせきれないのも悪いのですが)。ごく僅かにずれていただけでも、特に鳥はボツになってしまいますので。
そうなるとどうしてもEC-14のほうが使い勝手が良いんですよね。殆ど絞らなくてもシャープですし、ピントもバシッと決まってくれる印象です。
前回のシャープな花の写真と今回のシャープではないが問題ない花の写真とは、EC-20の上手い使いどころをはっきりさせてくれた気がします。
ところで、撮り回しの良い開放からシャープな超望遠、早く出してください・・・。